かんたん手順
- お使いのコンピューター用の Google の SDK Platform-Tools をダウンロードして解凍します。
- 端末の開発者向けオプションで USB デバッグをオンにします。
platform-toolsフォルダーでターミナルを開き、adb devicesを実行します。- 端末に表示される USB デバッグを許可しますか? というメッセージで、許可をタップします。
- fastboot をテストするには、
adb reboot bootloaderを実行してからfastboot devicesを実行します。
ADB と fastboot とは?
ADB(Android Debug Bridge)は、Android の動作中に端末とやり取りするツールです。ファイルのコピー、アプリのインストール、ほかのモードでの再起動などに使います。
Fastboot は、端末のブートローダーとやり取りするツールです。ブートローダーのアンロックや、Magisk がパッチを適用する boot イメージなど、イメージの書き込みに使います。
どちらも、Google が無料で提供している SDK Platform-Tools パッケージに含まれています。ダウンロードは必ず Google から行ってください。ほかのサイトで配布されている「Minimal ADB」などのパックは古いことが多く、不要なソフトウェアが同梱されていたものもあります。
Windows に ADB と fastboot をインストールする
Platform-Tools をダウンロードする
Google の Platform-Tools のページを開き、SDK Platform-Tools for Windows をダウンロードして、利用規約に同意します。
解凍する
C:\platform-toolsのような短いパスに zip を展開します。長いパスや、特殊文字を含むフォルダー名は、エラーの原因になることがあります。フォルダーでターミナルを開く
エクスプローラーでフォルダーを開き、アドレスバーをクリックして
cmdと入力し、Enter キーを押します。そのフォルダーでコマンドプロンプトが開きます。PowerShell や Windows ターミナルでは、.\adb devicesのように、各コマンドの先頭に.\を付けます。USB ドライバーをインストールする
通常は Windows がドライバーを自動的にインストールします。インストールされない場合は、Pixel なら Google USB ドライバーを、ほかのメーカーの端末ならメーカーの USB ドライバーをインストールします。
任意:PATH に追加する
どのフォルダーからでも
adbを実行できるようにするには、Windows でシステム環境変数の編集を検索し、環境変数を開いて Path を選び、編集を選んでC:\platform-toolsを追加します。その後、新しいターミナルを開いてください。
macOS に ADB と fastboot をインストールする
いちばん簡単なのは Homebrew を使う方法です。
brew install --cask android-platform-tools
Homebrew を使わない場合は、Google の Platform-Tools のページから SDK Platform-Tools for Mac をダウンロードして解凍し、platform-tools フォルダーでターミナルを開きます。./adb devices のように、各コマンドの先頭に ./ を付けてください。Mac では USB ドライバーは不要です。
Linux に ADB と fastboot をインストールする
ほとんどのディストリビューションでは、両方のツールがパッケージとして提供されています。
| ディストリビューション | コマンド |
|---|---|
| Debian、Ubuntu、Linux Mint | sudo apt install adb fastboot |
| Fedora | sudo dnf install android-tools |
| Arch Linux | sudo pacman -S android-tools |
これらのパッケージは、Google のリリースより古いことがあります。新しい端末で fastboot が失敗する場合は、Google の Platform-Tools のページから SDK Platform-Tools for Linux をダウンロードし、解凍したフォルダーで ./adb と ./fastboot を実行してください。
adb devices で no permissions と表示される場合は、お使いのユーザーに USB 経由で端末にアクセスする権限がありません。Debian や Ubuntu では、android-sdk-platform-tools-common パッケージを入れると、これを解決するルールが追加されます。その後、端末を一度抜いてから接続し直してください。
端末を接続する
USB デバッグをオンにする
開発者向けオプションをオンにし(設定 → デバイス情報でビルド番号を7回タップ)、開発者向けオプションで USB デバッグをオンにします。
接続してコンピューターを許可する
データ通信に対応した USB ケーブルで端末を接続します。安価なケーブルの中には、充電専用のものもあります。次のコマンドを実行します。
adb devices端末に USB デバッグを許可しますか? と表示されます。このパソコンからの USB デバッグを常に許可するにチェックを入れ、許可をタップします。
結果を確認する
もう一度
adb devicesを実行します。端末のシリアル番号が device という語とともに表示されるはずです。unauthorized と表示される場合は、端末の画面ロックを解除して、メッセージで許可してください。fastboot をテストする
ブートローダーを起動し、fastboot が端末を認識しているか確認します。
adb reboot bootloaderfastboot devicesAndroid に戻るには
fastboot rebootを実行します。
Magisk で使うコマンド
| コマンド | 内容 |
|---|---|
adb devices | 接続されている端末を一覧表示します |
adb reboot bootloader | 端末をブートローダー(fastboot モード)で再起動します |
adb pull /sdcard/Download/file.img | 端末からコンピューターにファイルをコピーします |
adb push file.img /sdcard/Download/ | コンピューターから端末にファイルをコピーします |
fastboot devices | fastboot モードの端末を一覧表示します |
fastboot flash init_boot file.img | イメージをパーティション(この例では init_boot)に書き込みます |
fastboot reboot | 端末を Android で再起動します |
root 化の手順全体は、メインのガイドの Magisk で端末を root 化する方法をご覧ください。
ADB と fastboot のよくあるエラー
adb devices で何も表示されない。 別のケーブルや別の USB ポートを試してください。ハブを使わず、コンピューター本体のポートに直接つなぐのが理想です。端末では、USB の用途をファイル転送に設定します。Windows では、USB ドライバーをもう一度インストールしてください。
端末が「unauthorized」と表示される。 端末のロックを解除し、USB デバッグを許可しますか? のメッセージで許可してください。メッセージが表示されない場合は、開発者向けオプションで USB デバッグ承認の取り消しをタップしてから、もう一度接続します。
「'adb' は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません」と表示される。 Windows が adb を見つけられていません。platform-tools フォルダー内でターミナルを開くか、フォルダーを PATH に追加してください。PowerShell では .\adb と入力します。
Mac や Linux で「command not found: adb」と表示される。 platform-tools フォルダー内で ./adb を実行するか、Homebrew またはパッケージマネージャーでツールをインストールしてください。
ADB は動作するが、fastboot で何も表示されない、または「waiting for any device」と表示される。 端末にブートローダーの画面が表示されているか確認してください。Windows では、端末がブートローダーの画面になっている状態でデバイス マネージャーを開きます。警告アイコンの付いたデバイスがあれば、そのドライバーを更新して Android Bootloader Interface を選びます。
「Flashing is not allowed in Lock State」と表示される。 ブートローダーがまだロックされています。先にアンロックしてください。
よくある質問
ADB を使うには Android Studio が必要ですか?
いいえ。Google の SDK Platform-Tools は、adb と fastboot が入った小さな単独のダウンロードです。Android Studio や Android SDK 一式は必要ありません。
ADB を使っても安全ですか?
はい。ADB と fastboot は Google の公式ツールです。USB デバッグをオンにすると、許可したコンピューターから端末を操作できるようになります。信頼できるコンピューターだけを許可し、作業が終わったら USB デバッグをオフにしてください。
Wi-Fi 経由で ADB を使えますか?
はい。Android 11 以降では、開発者向けオプションに「ワイヤレス デバッグ」があります。ただし、fastboot はほぼすべての端末で USB ケーブルが必要なため、Magisk をインストールするときはケーブルを使ってください。
最新の Platform-Tools を使うべきなのはなぜですか?
古いバージョンの fastboot は、新しい端末で失敗することがあります。Google は Platform-Tools を定期的に更新しているので、ほかのサイトにあるコピーではなく、最新版をダウンロードしてください。
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